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今日のひとRiごと(2003年3月)

2003年03月31日
06:18 1987年11月、今から16年前のこと。私は「番組の途中ですが、アブダビ発ソウル行き大韓航空機が消息を絶った模様です」。と伝えるテレビのニュース速報に釘付けになった。何故ならアブダビで身柄を拘束された実行犯らしき親子は「蜂谷真一・真由美」という日本人名を名乗っていたからだ。その後の捜査で彼らは偽の日本国パスポートを所持する北朝鮮の工作員で、翌年に開催されるソウル五輪を妨害する為に当機に爆弾を仕掛けたことが判明した。▲真由美の正体は金賢姫(キム・ヒョンヒ)。115名の尊い命を奪ったという罪で韓国政府から死刑の判決を受ける。その元死刑囚が「今、女として」というタイトルで北朝鮮の暴露本を執筆した。その本が韓国では大ベストセラーとなり、私としても近年希にない大感動の随筆(エッセー)と出会うことになった。▲その著書では、彼女が日本人に成りすますための教育をひとりの日本人女性から受けたと記されている。その教育係は「ウネ」という名前で、日本から拉致されて来たことも記されていた。▲今回北朝鮮から提出された拉致被害者リストで「死亡」が確認された田口八重子さんがまさしく「ウネ」の日本人時代の名だった。▲当時謎だらけだった「大韓航空機爆破事件」。その事件が一度は自害に失敗した金賢姫の証言によって次々と明らかにされていった。そしてその勇気ある証言が、やがて115名の遺族や韓国国民の彼女に対する憎しみから哀れみへと変遷させるのであった。「悪いのは工作員たちではなく、北朝鮮という国家である」と。▲この事件の再現ドラマが明日(4/1)、日テレ系で放映される。イラク戦争や拉致問題とリンクして、世界的に注目を集めている国家だけに実にタイムリーなドラマ化である。この日だけは予定通りに野球中継が終了してもらいたい。


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