今日のひとRiごと(2003年4月)
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20:29 連休2日目。昼まで寝ていた私は「初ガツオ」を求
めて、午後から馴染みの鮮魚店へとバイクを飛ばした。今
年に入って何度となく「初ガツオ」購入は試みている。しか
し、所詮は「羊頭狗肉」。つまりは「初ガツオ」との店頭表
示に反して、実際は冷凍モノのカツオの刺身だった。▲見
た目では決して判断できないカツオの鮮度。ましてやマグ
ロと違って冷凍モノは比較にならないそのマズさ。▲その
昔、女房を質に入れてまで購入するくらいの貴重品だった
初ガツオ。どんなに冷蔵の技術が発展した今日でも、旬
の味までは保存して誤魔化すことはできない。▲というこ
とで、今晩賞味した鰹の刺身(掲載写真)は正真正銘の初
ガツオだった。サッパリとして脂身は全く無く、酸っぱい感
じのその味は、1年の内ほんの僅かな期間にしか味わえ
ない限られたモノ。この微妙な味を舌で確かめて初めて、
やがて来る初夏の訪れを心身共に感じるのだ。
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