今日のひとRiごと(2004年2月)
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20:40 「ひとRiごと」の近日話題独占中ですが、今日もこ
の話題で勘弁願います。他の話題は後回しにします。▲
他人にウイルス感染を与えてしまった以上、関連記事を
新聞で探しましたが、日本国内に於いては、セキュリティ
が万全に近いために話題にはなっていません。さて、我が
愛読新聞の「THE DAILY YOMIURI」の今日付けの新聞に
関連記事が載っていました。ワシントン支局「AFP時事通
信」からの転載記事です。見出しは、「Fears over
MyDoom aftereffects grow」。以下、私なりに翻訳しまし
た。直訳なので日本語としてはしっくり行かないと思いま
す。日本では報道されるほど問題になっていませんが、コ
ンピュータ社会の諸国では深刻な問題となっているようで
す。
「”My Doom” 余波による恐怖」 2004/02/03 THE
DAILY YOMIURI Page,14「CYBERWORLD」より
コンピューター・ユーザーやセキュリティ・システムに携わ
る仕事に就く人々にとって、過去最悪のコンピューター・ウ
イルスの進入に格闘を余儀なくされた先週末の攻防は、
これまでに例を見ないものだった。当初は「My Doom−A」
としてまん延したウイルスも、今や「My Doom−B」という更
に危険なウイルスとして普及活動を続ける様相である。こ
のウイルス(My Doom−A)は、「史上最速で全世界に広
まった」と、米・対ウイルス担当長官の「Scott Chasin」氏
は語る。更に、
「この点において、我々は未だ、今回のウイルス(ワー
ム)によるピーク時の混乱を目の当たりにしていない。私
ごとではあるが、どんな状況に陥るのかに興味はある。」
と、語る。
このウイルスを生んだハッカーは、「Unix operating
system」と「Microsoft」が親会社の「SCO Web site」の破
壊を目的に企んでいる。
一方の「Microsoft 社」は先週、「My Doom−B」に関する
容疑者拘束や情報提供者に対して、$250,000 の懸賞金
を支払うと公表した。
「Microsoft 社」の副社長兼顧問弁護士である「Brad
Smith」は、このウイルス活動に関しては、「犯罪行為に相
当する」と、発表した。
更に「Microsoft 社」はこう呼びかける。「確かにパソコ
ン・ユーザーたちにとっては致命的かも知れないが、防御
ソフトを駆使することで防げるし、それがハッカーたちの検
挙にも繋がるのだ」と。
ところが、「My Doom」ウイルスは、かの有名な「Kazaa
file-sharing system(ゲーム・映画・音楽などを共有して配
信するシステム)」に便乗して、ウイルスを添付して送りつ
けていたのである。これでは受け取った方は、たちまちに
ファイルを開いてしまう。
カリフォルニア州に本部のある「Panda software」は次の
ように語る。
「例え、”My Doom−A”による感染者が希少でも、この
ウイルスは瞬時に全世界に広がるであろう」
この意味は、メールの特徴からして、5分の1が感染すれ
ば、400万のメールが汚染された計算になるということであ
る。
「My Doom−A」は高確率で感染する訳ではない。何故
なら、ユーザーたちは高度のセキュリティを持って、感染
を防ぐからだ。が、これらは新たな感染を拡大することを
阻止しているわけではない。
「Finnish antivirus 社 F-Secure部門」の「Mikko
Hyppoenen氏」は言う。
「初期型の”My Doom−A”に感染したユーザーは40%
に達する。今もその数は増え続けている」
ロシアの研究期間は語る。
「”My Doom−B”は60万台以上のコンピューターで増殖
し続けている。それも、”My Doom−A”に感染したものか
らである」
最新の「My Doom」系のウイルスが水曜日に発見された
(先週の)。このウイルスはワザとアンチ・ウイルスソフトに
発見される仕組みになっていた。これは非常に野蛮であ
る。そして、急速に広まることはしない。そして、これが今
後普及すると見られるウイルスの傾向なのだ。
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