今日のひとRiごと(2004年4月)
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20:49 今日は24節季の内の「穀雨」。24節季とは、1年の
長さを24等分し、それぞれに季節にふさわしい名称を与え
たものです。しかし、単純に1年を24分割しただけで、季
節を正確に表現することはできません。なぜならば、多少
なりとも、地球が太陽の回りを公転する軌道は楕円になっ
ているからです。つまり、ただ単に時間的に24分割すれ
ば、季節感が少しずつずれていきます。では、天文学的
に、黄道を24分割した場合はどうでしょうか? その場合
には、暦上で誤差が生じてしまいます。▲ 結果的には、
処置なしの状態です。そもそも、太陽と月との間での、動
きの相関は存在しないのです。▲ これまで本HPでは何
回か取り上げた話題ですが、結論から言って、新暦(太陽
暦)は季節感は尊重されます。一方の旧暦では、その月
内の一日を特定することは出来ますが、季節感は無視し
ています。要するに、暦上で季節感を表現するのは無理
な事。世間一般で言われる、「暑さ寒さも彼岸まで」の語
句は、統計学的な検知といえるでしょう。
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