今日のひとRiごと(2004年5月)

2004年05月23日
16:29 物心のついた青年たちが、突然外国人だと知らされれば、さぞかし驚くこ とだろう。そして、噂の国に送られた。昨夜の出来事から一夜明けて、マスコミ恒 例、結果論を批判する報道合戦が繰り広げられた。そして世間も振り回される。 事実を速報で伝えているウチは良かったのにである。▲ 今週に入って何回か、 関連のコラムを書いてきた。あくまでも「日朝国交正常化交渉」が首相の訪朝目 的であるとも書いてきた。昨日の会談の冒頭、金主席(今は違う肩書きなのか な?)はこう発言した。「前回の日朝会談では拉致問題を生んでしまった」。案の 定、再交渉は約2年もストップしてしまう。1歩、2歩でも国交正常化に向けて進展 すれば、結果はオーライではないか。政治ネタまでワイドショー化される昨今にお いて、適切なコメントを投げるコメンテイターもいるから救いだ(アイドル・タレント だったりするから面白い)。▲ もともと国交のない国。拉致被害者的な立場の我 が国よりも先に、憎しみや苦しみを我が国に抱いている国家である。我が少年時 代、中国との国交が正常化され、子供ながらに感動した記憶が甦る。「拉致問題 の解決抜きに国交正常化はあり得ない」とする我が国の主張は強くて厚いもの だ。拉致問題の解決の為だけの訪朝なら何も総理が出向くこともない。時と共に 忘れ去られて、他の大きな事件を追うマスコミが、この時とばかりに拉致問題を 表立たせる根性がセコい。▲ 残念ながら、今回の小泉首相の訪朝によって、死 亡宣告された被害者たちの新情報は得られなかった。私の予期した結論が出さ れなくて正直ホッとしているのも事実である。しかし、今回の訪朝でその件に関す る再調査が約束された。「先送り」という言葉にも、時と場合によってはいい場合 もあるかもしれない。勿論、HPとはいえ、そんな想像だけの内容を掲載するわけ にはいかない。いつか無事に帰国できる日を待ち望んでいます。▲ さて、昨夜 は仕事を終え、公約通り真っ直ぐに帰宅してテレビを前にした。特別報道の定番 である国営放送が、事もあろうにプロ野球を中継していた。当然、特番を組んだ 「旧・朝日放送」にチャンネルを合わせると、Wアナがいつもと違って興奮気味で テンションが上がりっぱなしだった。




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