今日のひとRiごと(2004年2月)

2004年02月19日
  20:41 オーストラリアは、今から200年ほど前にイギリス の植民地となって以来、イギリスの国王や女王が元首を 兼務し、その代理人として「総督」を置いている。総督は、 今では象徴的な存在でしかないものの、オーストラリアの 政治が収拾できないほど混乱した場合は、首相の解任や 議会の解散を行える権限を持っている。
 オーストラリアの国家を代表する人がイギリス人というの はおかしい、と考えるオーストラリア人も多い。建国以来、 200年余りという浅い歴史の国家では、国家建立を成し遂 げた1世と、自らが新しい国家を築き上げるんだと主張す る新世代との対立があっても、何ら不思議はない。古来 から存続する単一民族(琉球・アイヌも含めますが)による 国家に生まれた日本人にはピンと来ないかも知れませ ん。
 ハワイに次ぐ、リゾート地があるオーストラリア。僅か200 年の建国以来、「アボリジニー」や「白豪主義」の民族的な 偏見を生みだした悲劇の大陸でもあります。明日は「白豪 主義」について、コラムしてみます。






戻る
前へ
次へ